TIMELINE
- 2017.4〜2018.3都市型自動運転船「ROBOAT」との出会い
- MITのセンサブルシティラボ、とアムステルダムのAMS先端都市課題開発研究機構による「ROBOAT」プロジェクトがスタートしていたので、日本の大都市の水辺プロジェクトを紹介したり、適用可能性について、情報交換や議論を行った。
年度末に「ROBOAT」プロジェクトチームが来日。東京海洋大学の水辺において、「ROBOAT」の自動運転デモ機を実演・実証。また関係識者による、東京ベイエリアの未来を描くシンポジウムを開催するなどした。
調査受託実績
平成29年度経済産業省:ロボット導入実証事業
「新しい水辺のまちづくりに向けた水上自走式ロボット活用FS」 -
- 2018.4~2019.3日本における都市型自動運転船の調査を経済産業省から受託
- 竹中工務店は都市型自動運転船の、経済産業省からの調査を受託。世界最先端調査、国内外の法律調査を行った。また分野横断でサービスモデルを考えるイノベーション委員会を組成。また、学識や経済産業省、国交省、及び都市型自動運転船で先行研究しているMITやデルフト大学との連携体制を構築した。この中で、日本の都市における都市型水上自動運転船のサービスモデルを検討。
また同じチームにて、都市型自動運転船によって目指すベイエリアの未来像を描いた。
調査受託実績
平成30年度経済産業省:省エネルギー等に関する国際標準の獲得・普及促進事業委託
「新規分野の国際ルールインテリジェンスに関する調査『都市型水上ロボットの社会実装と国際標準化戦略策定に向けた課題分析に関する調査』」
- 2019.4~2020.3実証実験スタートと共に技術開発ステップアップ計画づくり
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STEP1リモコン操作の開発自動運転機能はラジコンの操作リモコンから、iPadへとインタフェースを改善。STEP2自動着岸機能の開発くし形形状&着岸時ホールド機能により、自動推進船が自動着岸できるプラットフォーム開発。自然環境が厳しい水上では波や流れがあり、現状においては、船が着岸するには、未だに人間による技術と判断を要する事が多くある。また船は直進方向の動力であり、それも着岸を自動化する事に関して難しくしている。これを解決するプラットフォームを開発する。STEP3電気推進船への「自動充電機能」の実装STEP1と2の技術を組み合わせることで自動充電機能を実装できることになる。そうすると今後、都市型のサービスとして清掃や警備または輸送や点検などに活用展開していく際にも有効性や有用性が格段に高まる。
- 2020.夏産学民連携で「海床ロボット」コンソーシアムを組成
- 水辺で電気で自動で全方位に動く床を「海床ロボット」と名付ける。
- 2021.12大阪城公園東外濠にて実証実験
- 2025年日本国際博覧会(略称「大阪・関西万博」)の会場である夢洲内の水域に見立て大阪城公園の東外堀に海床ロボット浮かべて高い精度の位置制御を行い、桟橋への「自動離着岸」を実証。
またデジタルファブリケーションを活用し、用途に応じて船の上屋の変更が可能な仕組みの検証を行った。